勢いで全部書ききった。後編。
『シティ・オブ・ゴッド』Cidade de Deus
監督:フェルナンド・メイレレス
2002年 ブラジル
ブラジルのスラム街であるファヴェーラにスポットを当てた映画といえばこれ。
ギャング好きやったら好きやと思う。原題の"Cidade de Deus"というの実際に存在するファヴェーラの地名。ギャングといっても登場するのは子供が多く、ブラジルのファヴェーラの実態をこの映画の主人公であるブスカペという少年の視点から見ることになる。ちなみに続編?的な体をとる『シティ・オブ・メン』はあんまりやった。ブラジルのギャング映画では一押し。
『セントラル・ステーション』Central do Brasil
監督:ヴァルサル・サレス
1998年 ブラジル
ブラジル映画ブームが続き、続々と観ている時期に観たギャングものではない映画。リオデジャネイロの中央駅で、手紙を代筆する代筆業を営む主人公ドーラと、母親を交通事故で亡くした少年ジョズエとの父親探しの旅の話。こう書くとなんかもったりしてる感じがするのだが、実際は結構波瀾万丈な旅路で、その中での心の通い合いというか、もやもやする。それは格差社会とかブラジルの中での識字率とかそういうのが随所に見え隠れするからである。途上国の中でのほんの少しの経済格差が生み出す格差社会など・・・。それで、見終わった後は「うあっ」て気分になる。良い映画。
『プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂』Prince of Persia: The Sands of Time
監督:マイク・ニューウェル
2010年 アメリカ
意外と面白かったシリーズ。こういうシリーズは最近はあまり見てなかったんやけど、久々に見たら面白かった。ダスタンがかっこいい。そして、こういうのにありがちな身内に敵がいるっていう。しかし、時間の砂で全部巻き戻して何事もなかったっていうのはちょっと安易すぎというか、じゃあなんでもありやん、と思った。スーファミ版は未プレイですが、すごくよく似ているノスフェラトゥはプレイした。
『ブレードランナー』Blade Runner
監督:リドリー・スコット
1982年 アメリカ
「未来世紀ブラジル」を観て、その流れでたどり着いた映画。ハリソン・フォードもレプリカントなのか!?終わった時そう思った。感情を持った人造人間(見た目は人間と全く同じ)と本物の人間とはどこが違うのか、ということを考えた。雨が降ってじっとりとした近未来の街並み、わかもと、ダリル・ハンナ。
『アバター』Avatar
監督:ジェームズ・キャメロン
2009年 アメリカ
意外と面白かったシリーズ第二弾。ぼくはCGがあまり好きではないので、ほぼCGのやつなんて、となかなか当時観る気も起こらず、やっと最近になってふらっと観てみたらこれが意外に良かった。何が良かったかというと、アバターの世界の大自然の映像美(散々CGクソやと思っていたが、実際とても綺麗やった)や、あと、これでもかっていうくらいファシストみたいなおっさんがでてくるんやけど、そいつら含む“人間”たちにアバターたちと動物たちが全面対決するところ。
『戦場のメリークリスマス』Merry Christmas, Mr. Lawrence
監督:大島渚
1983年 日本 イギリス
これはいつか観とかなあかんなと思ってやっと観れた映画。一番印象に残っているのは何といってもキャプテン・ヨノイです。どうして印象に残ったのかわからへんのやけど、メイクがお耽美で、最初はジュリーにこのヨノイをオファーしていたと聞いて納得した。デヴィッド・ボウイが演じたセリアズはほんとかっこよく、ボウイが待ってでも役を受けたっていうのが、なるほどなあと思った。テーマ曲である「戦場のメリークリスマス」も曲だけは知ってたから、この映画の曲があんなに流行ったのかと驚いた。良い曲。ビートたけしのハラ軍曹も怖いけどどこかやさしいというか、たけしが演じる狂気はここでも垣間見れた。これ当時映画館で観たかった。リアルタイムで。ワナワナシーンよかった。
この一年の映画を振り返ると、新しいことはブラジル映画にはまったということが大きい。ここには書いてないが、『ヴィニシウス〜愛とボサノヴァの日々〜』というドキュメンタリー映画も良かった。あと、自分がギャング映画というかバイオレンス映画に流れていく傾向ありということもわかった。どこか今の自分の世界とは違う非日常を見れる映画が好きで好きで好きで大好きです。来年もいろいろ観たい。ベルイマンもっと発掘したい。今年は全然見れへんかった。梶芽衣子作品もさそり2ビデオで手に入れたいから見返したい。あと、野良猫ロックの観てへんやつ観たい。